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20代・第二新卒の転職|経験が浅くても見られる点

最終更新 2026-09-23 | 転職えらび編集部

先に3行で
  • 経験が浅い時期の転職で見られるのは、実績の大きさより「仕事の覚え方」「課題への取り組み方」「次も早く辞めないか」の3点。
  • 短い在籍期間は隠さず、理由を「次にどうしたいか」とセットで説明できるようにしておく。
  • 職務経験を問わない求人は、若い人材を長期的に育てる前提のものが多い。入社後の育成体制を必ず確認する。

「第二新卒」に決まった定義はない

「第二新卒」は、一般に学校を卒業して就職したあと、数年以内に転職を考える人を指す言葉として使われています。法律などで決まった定義はなく、求人を出す会社やサービスによって対象の範囲が違います。求人に「第二新卒歓迎」と書いてあっても、対象となる年齢や卒業後の年数は会社ごとに確認してください。

この記事では、社会人経験がおおむね数年までの20代を想定して、転職で見られる点と準備のしかたを整理します。

経験が浅くても見られる3つの点

社会人経験が短いと、職務経歴書に書ける大きな実績はまだ少ないのが普通です。採用する側もそれを前提にしているので、次のような点を見ています。

1. 仕事の覚え方

新しい業務をどうやって覚えたか、分からないことをどう調べ、誰に聞いたか。入社後に早く戦力になれるかを判断する材料になります。

2. 課題への取り組み方

担当した仕事の中で、自分なりに工夫したこと、改善したことがあるか。規模は小さくてかまいません。「引き継いだ手順書が古かったので、実際の手順に合わせて書き直した」といった経験も立派な材料です。

3. 次も早く辞めないか

在籍期間が短い場合、採用する側がもっとも気にするのはこの点です。「なぜ辞めるのか」と「次の職場では何が違うのか」を筋道立てて説明できるかが問われます。

実績の書き方:小さな工夫を具体的に書く

経験が浅くても、書き方次第で職務経歴書は充実させられます。まずキャリアの棚卸しの手順で、担当した業務を全部書き出してください。そのうえで、次の3点を意識して書きます。

  • 担当した業務を具体的に書く:「営業事務」ではなく「受注データの入力、請求書の発行、顧客からの電話対応(1日20件程度)」のように
  • 工夫したことを1つでも書く:自分で考えて変えたこと、先輩に提案して採用されたこと
  • 身につけたことを書く:使えるようになったツール、取った資格、任されるようになった業務
例文

入社1年目から受注処理を担当しました。入力ミスによる差し戻しが月に数件あったため、入力前の確認項目をチェックリストにまとめ、チーム内で共有しました。2年目からは新しく配属された後輩1名に業務を教える役割も担当しています。

強みを自己PRにまとめる方法は自己PRの作り方で解説しています。

短い在籍期間の説明のしかた

在籍期間が短いことは、隠しても履歴書の日付で分かります。聞かれる前提で準備しておきます。

説明の順番は、事実を短く→そこから考えたこと→次にやりたいことです。前の職場への不満を中心に話すと、「同じことがあればまた辞めるのでは」と受け取られやすくなります。

例文

入社後、営業として既存顧客の対応を担当してきました。仕事を続ける中で、顧客の課題を聞き出して提案する場面にやりがいを感じる一方、現職では決まった商品の受注対応が中心で、提案の機会がほとんどありません。1年半で退職を決めたのは早いと自覚していますが、提案型の営業に早い段階で取り組みたいと考え、転職を決めました。

転職理由の整理のしかたは転職理由の整理のしかた、面接での伝え方は面接での退職理由の伝え方を参照してください。

20代の転職で避けたい動き方

経験が浅い時期の転職では、次のような動き方で遠回りしがちです。

  • 辞めてから考える:勢いで退職すると、次の仕事が決まるまでの生活費の不安から、条件を十分に比べずに決めてしまいやすくなります。できるだけ在職中に動きます。
  • 「なんとなく人気の職種」に応募する:自分の経験や興味との接点を説明できないと、志望動機が弱くなります。応募先ごとに「なぜこの仕事か」を一言で言えるかを確認します。
  • 1回目の不採用で方向を変える:書類や面接は、準備をしても通らないことがあります。数社の結果を見てから、書類や面接の見直しをします。

求人の探し方と確認すること

法律では、労働者の募集・採用で年齢制限を設けることは原則として禁止されています。例外の一つに、長期勤続によるキャリア形成を図る観点から、若年者等を期間の定めのない労働契約の対象として募集・採用する場合があり、この場合は対象者の職業経験を不問とすることなどが要件とされています(厚生労働省「募集・採用における年齢制限禁止について」、同ページのリーフレットで2026年9月時点に確認)。

つまり、経験を問わずに若い人を募集する求人は、入社後に社内で育てることが前提になっています。応募するときは、その育成が実際に用意されているかを確認します。

確認リスト
  • 入社後の研修やOJTの期間と内容
  • 最初に担当する業務と、独り立ちまでの目安
  • 配属先に指導役がいるか
  • 同じように中途で入社した若手社員がいるか
  • 正社員(期間の定めのない雇用)かどうか

未経験の職種に挑戦したい場合は、未経験職種への転職も合わせて読んでください。

次にやること

  • 担当した業務を全部書き出し、工夫したことを1つ以上見つける
  • 在籍期間が短い理由を「事実→考えたこと→次にやりたいこと」の順で200字にまとめる
  • 応募したい求人で、研修・指導体制・雇用形態を確認する
  • 求人の探し方に迷ったら、転職エージェントとは?で仕組みを確認し、相談先を決める