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書類と面接

自己PRの作り方|強みを「再現できる行動」で書く

最終更新 2026-09-23 | 転職えらび編集部

先に3行で
  • 自己PRは「強み」の名前ではなく、その強みを使った具体的な行動で書く。
  • 型は「強み(一言)→ 場面と行動 → 結果 → 応募先での活かし方」の4段。
  • 強みは応募先の仕事で使うものを1〜2個に絞る。多く並べるほど印象が薄れる。

「強み」より「行動」を書く理由

「私の強みはコミュニケーション能力です」「責任感が強いです」といった言葉は、多くの応募者が書きます。読む側はこの言葉だけでは違いが分からず、実際に何をする人なのかを知りたいと考えています。

採用側が自己PRで確かめたいのは、次の点です。

  • その強みは、どんな場面で発揮されたのか
  • 偶然うまくいったのではなく、本人の工夫や習慣によるものか
  • 入社後の仕事でも同じことを再現できそうか

つまり、自己PRは「私はこういう場面で、こう動く人です」という説明です。行動が具体的であるほど、入社後の姿が想像しやすくなります。

強みの見つけ方

強みがすぐに思いつかない場合は、過去の仕事から次のような場面を書き出します(キャリアの棚卸し)。

確認リスト
  • 上司や同僚、顧客から頼まれることが多かった仕事
  • 自分から始めて、職場に定着した取り組み
  • トラブルや想定外の事態に対応した経験
  • 他の人より短い時間でできた、または質が高いと言われた作業
  • 後任者や後輩に教えた手順

書き出した場面ごとに「そのとき自分は何をしたか」を動詞で書くと、強みの正体が見えてきます。たとえば「期限前に関係者に確認を取った」「手順を文書にした」「数字で状況を報告した」などです。同じ動詞が何度も出てくるなら、それがあなたの再現できる行動です。

自己PRの型は4段

書くこと分量の目安
1. 強み一言で。行動が分かる言葉にする1文
2. 場面と行動いつ・どんな状況で・何をしたか2〜4文
3. 結果何が変わったか。数字や周りの反応1〜2文
4. 活かし方応募先の仕事でどう使うか1〜2文

1段目の強みは、抽象的な言葉を避けて行動が分かる言葉にします。

例文

× 私の強みはコミュニケーション能力です。
○ 私の強みは、関係者の意見が割れたときに、判断材料をそろえて合意をつくることです。

× 責任感があります。
○ 引き受けた仕事は、期限の前に途中経過を共有し、遅れを早めに打ち明けて調整します。

職種別の例文

営業職

例文

私の強みは、失注の理由を記録して次の提案に反映することです。
新規開拓を担当していた頃、失注した案件の理由が担当者の記憶にしか残っていないことに気づき、商談管理ツールに「失注理由」の項目を追加して、チーム全員で入力するよう提案しました。月1回、その記録をもとに振り返り会を開き、提案資料の改善点を話し合いました。
その結果、価格以外の理由で失注していた案件の傾向が分かり、業種別の提案資料を作り直すきっかけになりました。
貴社でも、担当顧客の声を記録し、チームの提案力の向上につなげていきたいと考えています。

事務・管理部門

例文

私の強みは、繰り返し発生する作業を手順書と仕組みに置き換えることです。
経理部で入金消込を担当していた際、毎月2日ほどかかる手作業を、Excelの関数を使って半自動化しました。作業手順を画面の写真つきの手順書にまとめ、部内の誰でも実施できる状態にしました。
これにより作業は約半日で終わるようになり、私が異動した後も後任者が問題なく引き継いでいます。
貴社の管理部門でも、日々の業務を整理し、属人化しない運用づくりに貢献できると考えています。

接客・販売職

例文

私の強みは、新人スタッフが一人で売場に立てるまでの期間を短くする教え方です。
店長代理として新人育成を任された際、口頭で教えていた内容を「初日」「1週目」「1か月目」の3段階のチェックリストに分け、できた項目に本人が印をつける形にしました。週に1回、チェックリストを見ながら5分の面談を行いました。
その結果、新人が不安な点を自分から言えるようになり、店舗内で育成の進め方を統一するきっかけになりました。
貴社の店舗運営でも、スタッフが早く自信を持って働ける環境づくりに取り組みたいと考えています。

書くときの注意点

強みは1〜2個に絞る

「粘り強さ」「分析力」「リーダーシップ」と3つも4つも並べると、どれも根拠が薄くなります。応募先の求人票に書かれた仕事内容を読み、いちばん使う場面が多い強みを選びます。

職務経歴書の事実と合わせる

自己PRに書いたエピソードは、職務経歴書の業務内容や実績と対応させます。職務経歴書に出てこない話を自己PRで持ち出すと、読み手はどの時期の話か分からなくなります(職務経歴書の書き方)。

盛らない

結果を大きく書きたくなりますが、面接では「そのとき、あなたは具体的に何をしましたか」「うまくいかなかった点は」と深掘りされます。自分の役割を正確に書いておけば、深掘りされても一貫して答えられます。

注意

面接で自己PRを求められたら、書類の4段を1分程度に縮めて話します。強み→行動→結果の順に話し、活かし方は相手から質問が続けば話す、という配分にすると長くなりません。

次にやること

  • 上のチェックリストの場面を、過去の仕事から3つ以上書き出す
  • それぞれの場面で「自分がしたこと」を動詞で書き、繰り返し出てくる行動を探す
  • 応募先の仕事内容と照らして、強みを1〜2個に絞る
  • 4段の型で300〜400字の下書きを作り、職務経歴書の実績と対応しているか確認する
  • 1分で話せる口頭版を作り、声に出して時間を測る