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書類と面接

面接での退職理由の伝え方(例文つき)

最終更新 2026-09-23 | 転職えらび編集部

先に3行で
  • 退職理由は「事実を一言 → 自分がしたこと → 次に実現したいこと」の3段で、30秒〜1分で話す。
  • 不満そのものは否定しなくてよい。ただし前の会社や人の批判にならない言い方に置き換える。
  • 嘘はつかない。深掘りされたときに矛盾が出るうえ、入社後のミスマッチにもつながる。

面接官が退職理由で確かめたいこと

退職理由の質問で、面接官が見ているのは次の2点です。

  1. 同じ理由でまた辞めないか:前の会社で不満だったことが、当社にもあてはまらないか
  2. 問題にどう向き合う人か:不満があったときに、自分で何か動いたか。他人のせいにしていないか

つまり、退職理由そのものが「良い理由」である必要はありません。理由の伝え方と、応募先を選んだ理由とのつながりが評価されます。

答え方の型は3段

話すこと
1. 事実退職(を考えた)理由を一言で担当業務の幅が限られていた
2. 行動その状況で自分がしたこと異動の希望を出した、社内で提案した
3. 次の目標転職で実現したいこと企画から運用まで一貫して担当したい

3段目は、志望動機の書き出しとそのままつながるようにしておきます(志望動機の作り方)。退職理由と志望動機がつながっていると、「だから当社を選んだのか」と納得されやすくなります。

2段目の「自分がしたこと」がない場合は、無理に作らなくて構いません。その場合は「働きながら〇〇を考えた結果」のように、考えた過程を話します。

理由別の言い換えと例文

人間関係

上司や同僚との関係が理由でも、特定の人の話はしません。どんな環境で働きたいかに置き換えます。

例文

前職では、担当者ごとに仕事の進め方が決まっており、チームで情報を共有する機会がほとんどありませんでした。自分なりに案件の進み具合を共有する表をつくって提案しましたが、部署全体には広がりませんでした。
チームで知見を持ち寄りながら成果を上げる働き方をしたいと考え、転職を決めました。

残業が多い・休みが取れない

「残業が嫌だった」だけでは、仕事への意欲を疑われることがあります。働き方を変えたい理由と、限られた時間で成果を出す意識を伝えます。

例文

前職では繁忙期に月の残業が長時間になり、業務の見直しをする時間も取れない状態が続いていました。担当業務の手順書をつくって作業を分担できるようにしましたが、人員の不足は自分だけでは解決できませんでした。
業務の効率化に会社として取り組んでいる環境で、長く安定して成果を出していきたいと考えています。

注意

実際の残業時間を数字で話すかどうかは状況によります。数字を出す場合は、給与明細や勤怠記録で確かめた正確な数字にします。

給与が低い・評価に不満

給与への不満は、評価の仕組みの話に置き換えると伝わりやすくなります。

例文

前職は年功による昇給が中心で、担当エリアの売上を伸ばしても評価に反映される仕組みがありませんでした。成果が評価に結びつく環境で、自分の力を試したいと考えています。

会社の将来性・業績不安

会社を批判するのではなく、自分のキャリアをどう考えたかとして話します。

例文

前職では主力事業の縮小が続き、新しい取り組みに予算がつかない状況でした。今後のキャリアを考えたとき、成長している分野で経験を積みたいと考え、〇〇業界を中心に転職活動をしています。

会社都合(倒産・事業所閉鎖・希望退職など)

会社都合の退職は、事実をそのまま簡潔に伝えます。自分に落ち度がない理由なので、言い訳のような説明は不要です。

例文

勤務していた事業所が閉鎖されることになり、会社から他拠点への異動か退職かの選択を示されました。家族の事情で転居が難しかったため、退職を選びました。これまでの〇〇の経験を活かせる仕事を探しています。

入社して短期間で辞めた・辞める

短期離職は、面接官がもっとも気にするところです。入社前の確認不足を自分の反省として認め、今回はどう確かめているかを話します。

例文

入社前に聞いていた業務内容と、配属後の業務が大きく異なっていました。上司に相談し、半年ほど様子を見ましたが、変わる見込みがなかったため退職を決めました。
入社前に業務内容を十分に確かめなかった点は反省しています。今回は、面接の場で具体的な業務の流れを伺い、自分の経験が活かせることを確かめたうえで応募しています。

転職回数が多い場合の伝え方は転職回数が多いときの伝え方も参照してください。

避けたい答え方

確認リスト
  • 前の会社や上司の批判・悪口
  • 「なんとなく」「将来が不安で」など、理由がぼやけた答え
  • 志望動機とつながらない理由(例:「残業が嫌」なのに応募先も残業が多い)
  • 事実と違う理由(例:自己都合なのに会社都合と言う)
  • 長すぎる説明(2分以上話し続ける)

特に、事実と違う理由は避けます。入社後の手続きや職場での会話から事実が分かることもあり、面接で話した内容と食い違うと信頼を失います。

次にやること

  • 退職を考えた理由を、本音のまま3つ書き出す
  • それぞれについて「自分がしたこと」と「次に実現したいこと」を書き足す(転職理由の整理のしかた
  • 3段の型で30秒〜1分の回答をつくり、志望動機の書き出しとつながっているか確かめる
  • 前の会社や人の批判になっていないか、声に出して聞き直す
  • 「なぜ社内の異動ではだめだったのか」など、深掘りの質問への答えも1つ用意する